■ミルクを入れない紅茶の方が動脈が広がる
■英国人に心臓疾患が減らないのは、紅茶にミルクを入れているから?
■ミルクを入れない紅茶の方が動脈が広がる
ミルクティー好きの英国人にとっては
ショッキングなこの事実を判明させた研究を行ったのは、
ベルリンにあるCharite病院の研究者チーム。
同チームは、
ボランティア被験者である、
50歳以上の健康な女性16人を対象に実験を実施。
被験者の腕に超音波探触子を付けて、
数種類の温かい飲み物を半リットル飲んだときの
動脈反応を測定した。
その結果、
被験者らが
ミルクを入れないダージリン・ティーを飲んだときのほうが、
ミルクティーやお湯を飲んだときよりも
動脈が広がっていることが分かった。
研究者チームの1人であるVerena Stangl博士は、
ミルクに含まれるタンパク質の一種「カゼイン」が原因となり、紅茶の持つ健康効果が阻害されるのだと指摘している。
3種のカゼインが、
茶類に含まれるポリフェノールの一種である
「カテキン」に付着するのだという。
この場合のミルクティーとは、
全体量の10%に相当する脱脂粉乳を入れたもの。
実験室でラットを対象に同じテストを行った際も、
同様の結果が得られたという。
この研究報告はオンラインの医療専門誌『European Heart Journal』に掲載された。
■英国人に心臓疾患が減らないのは、紅茶にミルクを入れているから?
紅茶に含まれる「ポリフェノール」と呼ばれる成分には
動脈硬化の予防効果があることから、
紅茶を飲むのは健康に役立つとされている。
紅茶好きで知られる英国人の間で
心臓血管疾患の患者が減らない理由は、
大抵の場合、
紅茶にミルクを加えて飲むためだということが、
この研究から判明した。
なお、この研究では、
ミルクは入れずに飲む緑茶を対象とする実験は
実施されなかった。
(c)AFP/WPA
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